今年の夏、14年ぶりにフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が大阪に来日するそうです。
チケットが抽選式という、その注目度の高さに驚きですが
滅多にマウリッツハイスから出ることがない彼女。
美術館の長期修復のための貸し出しに
唯一日本が選ばれたという事は、とても嬉しいことです。
私も大阪で見たいと思ったのですが
遠いし、行ったところで大混雑だろうし……
ということで、もともと予定していたパリ旅行に絡めて
オランダ、デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館へ行ってきました。

デン・ハーグから徒歩10分くらいのところにある美術館ですが
コンパクトで、地元の温かさを感じられるような場所でした。

『真珠の耳飾りの少女』
「北のモナリザ」
なんて呼ばれることもあるようですが
ルーブルで厳重なガラスの向こう側に鎮座するモナリザと比べると、その存在はずっと近いのです。

まるい輪郭にまんまるの瞳と唇。
360年も前に描かれた作品ですが(諸説あり)
今でもそこには若々しく、生を感じる艶と光が灯っていて
右から見ても左から見ても、視線がぱちっと合うふしぎ。

半開きの唇が妙に色っぽくて
どこから見ても、本当にかわいい。
kawaiiって、国も時代も飛び越えてくるんだわ❤︎
この少女が誰だったのか、フェルメールとどういう関係だったのかは謎のままですが
そこがまた、この絵画の魅力を押し上げているのだと思います。
天才が、心を奪われる被写体を目の前にした時のパワーには
凄まじいものがあると実感する作品です。
「そろそろ帰ろう」と階段を降りても
「最後にもう一度だけ」
と後ろ髪をひかれて、何度も戻ってしまう。
だって、本当に輝いているんだもん。
絵画の持つパワーってすごいな。
人の手って本当にすごい。
