ルーブル美術館を歩いて。

ひとつの作品を視界に入れるのがやっとなほど、巨大な作品が並ぶルーブル美術館。

ネットや本では伝わらない迫力を感じられることが、ここまで足を運ぶ醍醐味だと思います。

王たちの収集欲。
革命家たちの理想。
ナポレオンの野心。
考古学者たちの探究心。

時代を超えて受け継がれきた作品が並び

足を踏み入れるとなんとも言えないワクワク感と、キュッと身が引き締まる思いが同時に込み上げてきます。

とはいえ、絵を見る集中力なんてせいぜい2時間くらい?

なので、今回はマリー・アントワネットが愛した美術品を中心に、

見たい作品をあらかじめ決めて回ることにしました。

楽しみにしていた2階シュリー翼のフランス絵画フロアはclose。
おそらくヴィジェ=ルブランの作品が展示されていた場所なので、残念極まりない😢

さらにドゥノン翼のアポロンのギャラリーと王のダイヤモンドもclose。

数か月前にルーブルで起きた強盗事件の影響なのかな、と勝手に想像してしまいました。

○は、今回見て回れたところ

21時30分まで開館している日だったので、15時入館を予約。

「どうせ並ぶだろう」と15分ほど遅れて到着したところ、まさかの待ち時間ゼロ😀

一方で、15時30分や16時入館の列にはすでに人が並び始めていました。

3月という比較的空いている時期だったこともありますが、予約時間よりかなり早く到着する必要はなさそうです。

セキュリティチェックも思っていたほど時間はかからず、あれよあれよという間に館内へ。

民衆を導く自由の女神 ドラクロワ

ピストルを掲げる少年が『レ・ミゼラブル』のガヴローシュのモデルになったことは有名ですが、

私の目を引いたのは、自由を象徴する半裸の女性が掲げるフランス国旗🇫🇷です。

国旗を掲げる姿が、こんなにも美しく、絵になるなんて。

これは、フランスのフランスによるフランスのための絵画だと思います。

こんな構図が自然に成立してしまうのも、どこか女性的な美意識を感じさせるフランスという国だからなのでしょう。

絶妙に国旗が画面から見切れているのも、ドラクロワの狙いなのかな?

ナポレオン1世の戴冠式 ダヴィッド

あまりにも巨大な作品なので、途中から接近戦へ変更。

細かな筆遣いまで肉眼で追える、この贅沢。

ヴェルサイユ宮殿にも複製がありますが、やはりルーブルの方が全体に艶があり、空気まで違うように感じました。

それにしてもこんなに巨大な作品を2つも書き上げるなんて

……とんでもないエネルギーです。

いかさま師 ラ・トゥール

この方は、学芸員さん?

洗礼者ヨハネ ダ・ヴィンチ

長い展示室の中でも、この作品だけは明らかに空気が違うのです。

暗闇から、ぬっーと浮かび上がるようなヨハネ。

男性なのにどこか中性的で、微笑みも、指先も、挑発しているような、そうではないような。

キャンバスにはたった一人しか描かれていないのに、見る人の思考を「ああでもない、こうでもない」と揺さぶってきます。

ダ・ヴィンチって、やっぱり天才なんだわ❤︎と。

ここで、一人旅らしきアジア系の女の子が話しかけてくれました。

身振り手振りで、「この絵が大好きで、この作品を見るためにルーブルへ来た」と伝えてくれて。

なんだか、とても嬉しかった。

アモルの接吻で甦るプシュケ カノーヴァ

まず、これだけ大きく美しい大理石が手に入ったこと自体がすごい。

石なのに、肌の柔らかさや体温まで感じられそうな滑らかさ。

ぐるりと一周すると、どの角度から見ても息をのむ美しさですが、私のお気に入りは、二人の身体が「X」の形に重なるこの角度です。

ここに、若いイケイケのカップルがいたのですが

それまで楽しそうに話していた彼女が、急に吸い寄せられるように作品の前へでピタッと止まり

彼が「もう行こうよ」と声をかけても動かないのです。

そのときの彼女の瞳が本当に美しくて、さっきまで彼と声をあげて笑い合っていた人とは別人のようで。

その姿までがひとつの作品のようで、素敵でした。

引用元 アモールとプシュケ

この作品は時間帯や天気によっては、二人の身体に光が差し込み、翼が透ける瞬間も見られるそうです。

ロマンチックにも程があります👏

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次